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sous ce ciel このひとときに好きなこと


by chez_tamaki
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偏見かもしれないけど

普段あまり本を読まない人のおすすめ本は信用していません。
もちろん、私も好きな本がベストセラーになって、普段あまり本を読まない人も絶賛するということはあります。
でも、きっと読み方とか、注目する部分が違うだろうなと思うのです。
大まかに言えば、話の中身しか追わない人と、字面も中身も読む人との差でしょうか。
前者は理数系の方が多いのですが、字面を見ないので日本語がおかしくても気にならないようです。
だから、翻訳された海外文学にも抵抗がないんだろうな。
私が勝手に思っているだけですが。

ミヒャエル・ゾーヴァの絵に惹かれて読んだ本を1冊。著者は、これまでもゾーヴァと絵本を出したりしている方です。中高生向けのお話ですが、面白かったですよ。
「そばをたぐる」なんて、最近の小説にはなかなかない表現が出てきて、にやりとしてみたり。
もう1冊は、独特の雰囲気のお話です。実は、読んだらブルーになるんじゃないかと思って、よしもとばななを真面目に読んだことがなかったのですが、そろそろいいかなあと思って読んでみました。
やっぱり、自分の中の蓄積されたわだかまりが反応してしまって、ちょっとブルーになりました。
でも、もう少しこの方の作品を読んでみようかなと思えたので、少しは成長してるのかもしれない(笑)

  『一億百万光年先に住むウサギ』 那須田淳
  『ひとかげ』 よしもとばなな
by chez_tamaki | 2006-11-30 23:56 | 読書